2014/07/24

肉は「高価な薬」

「四つ足の生き物は食べない」

と宣言して、精進料理のようなものばかり食べて、しばらく賢者モードを貫いてきたダンナであるが、痩せすぎて困っている。タニタの体重計に乗ると、体脂肪率が8%とか。私に出会う以前、若い頃は最高80キロあったそうだが、今、60キロ弱である。これはヤバい。

ダンナの仕事は、物流でフォークリフトを動かす肉体労働だし、体力とスタミナが無いと困る。
四つ足の生き物を食べずに、何を食べて太らせようか、せめてあと5キロは太らせたい。鶏肉と魚だけでは、どうもいかん。それで、

「牛肉を、高価な薬だと思って、たまに食べよう」

ということになり、地元のオリーブ牛を買ってきて、久しぶりに焼肉を食べた。
オリーブ牛は、小豆島のオーリブの搾り滓をエサにして飼育されているので、少々脂っこいと聞いたが、ダンナを太らせねばならんので、脂っこいのは大歓迎である。
貧乏人のくせに、国産和牛なんて贅沢だ、米国産かオージーにしろと、チンケな小金持ちにいびられそうだが、牛肉は、「高価な薬」として食さなければ、意味がないのである。そのことをこの度、久しぶりに丁寧に肉を食して、気がついた。

「いのちをいただく」ということがどういうことか、古代から遊牧民が牧畜を屠った時に抱いたであろう感謝の真意を、改めて思い起こして、「食事は、このようにしていただかねばならんのだ」と、夫婦して頷きあった。安価でお手軽な米国産やオージーでは、こういう気づきはなかなか得られない。

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